自動車を所有していると必ずやってくるものが車検です。正式名称を『継続検査』といい、車を所有・使用している人は2年ごと(新車登録後は3年後)に受検することを義務付けられています。継続検査を受けていない車、あるいは検査有効期間が過ぎている車は公道を走行させることは出来ません(走行した場合には違法行為となります)。車検を受ける際には様々な費用は必要となりますが、ディーラーや専門業者に依頼する方法でもユーザー車検(自分で継続検査を受ける方法)でも必ず必要な費用(法定費用)は同じなのです。また、この法定費用は当然全国共通であり、神戸市近辺で車検を受ける際にも同様となります。車検における法定費用は自動車重量税があります。自動車重量税は継続検査を受けて新しい車検証を受け取る際に納税する税金です。重量税は車種ごとに設定されており、普通車では1万円から数万円と開きがあります。一方、軽自動車の場合には、2500円から8200円と設定されています。なお、新車登録後13年以上経過している車は重量税が高くなります。重量税は継続検査の書類を提出する際に重量税印紙を貼り付けて納付しますが、次の継続検査までの2年間分をまとめて納付することになっています。自動車税(あるいは軽自動車税)については、毎年4月の時点における自動車の所有者に納税義務が生じる税金です。自動車税を滞納していると、車検を受けることが出来ません。神戸市近辺であれば、自動車税は兵庫県、軽自動車税は神戸市に納めることになっています。車検を受ける際にはこのような重量税・自動車税といった法定費用の支払いが必要となるのです。